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論文

山陽帯東部,土岐花崗岩体の冷却史

山崎 誠子; 梅田 浩司

岩石鉱物科学, 41(2), p.39 - 46, 2012/05

本研究では、山陽帯東部に位置する土岐花崗岩体の熱履歴を明らかにするために、K-Ar法、及びフィッショントラック法による各種鉱物の年代測定を実施した。その結果、黒雲母のK-Ar年代は72-74Maを示し、全岩Rb-Sr年代や角閃石のK-Ar年代に一致した。また、ジルコン及びアパタイトのフィッショントラック年代はそれぞれ64-72Ma, 37-40Maであった。これらの年代測定結果から、土岐花崗岩体を形成したマグマは、約70Maに地下5-6km程度の地殻浅所に貫入し、数十万年間に母岩の温度まで冷却し、その後、岩体の隆起・削剥に伴い、約7-10$$^{circ}$$C/m.y.の冷却速度で徐冷していったと考えられる。

論文

中部日本土岐花崗岩体の岩相と化学組成の累帯変化

湯口 貴史; 鶴田 忠彦; 西山 忠男*

岩石鉱物科学, 39(2), p.50 - 70, 2010/03

The Toki granite (TKG), a single pluton, is located at the Cretaceous Sanyo belt in the Inner Zone of Southwest Japan. Samples collected from 19 borehole sites in TKG reveal the spatial variation of mineral assemblage, mode, bulk composition and mineral composition, representing a zoned pluton. Based on the petrography, TKG is divided into three rock facies: the muscovite-biotite granite (MBG), the hornblende-biotite granite (HBG), the biotite granite (BG) from the margin to the interior. ASI (mol. Al$$_{2}$$O$$_{3}$$/(CaO+Na$$_{2}$$O+K$$_{2}$$O)), Al$$_{2}$$O$$_{3}$$, K$$_{2}$$O and Na$$_{2}$$O change systematically from MBG through HBG to BG, corresponding to a systematic variation from S-type in the margin to I-type in the interior. Fe$$^{3+}$$/Fe$$^{2+}$$ become gradually higher from MBG through HBG to BG, corresponding to a systematic change from the ilmenite series in the margin to magnetite series in the interior. The sedimentary rocks of the Mino terrane is intruded and metamorphosed to hornfels by the Toki granitic magma. ASI, Na$$_{2}$$O/K$$_{2}$$O and Fe$$^{3+}$$/Fe$$^{2+}$$ of TKG become closer to those of the hornfels towards the margin of the body, indicating the assimilation of the crustal host rock by the Toki granitic magma. Both petrography and bulk chemistry suggest that (1) the chemical variation is not solely due to a fractional crystallization, and (2) assimilation has played a significant role in its margin.

論文

フィッション・トラック年代によるむつ燧岳の活動年代の再検討

梅田 浩司; 檀原 徹*

岩石鉱物科学, 37(5), p.131 - 136, 2008/09

火山灰を用いた編年法の一つであるRIPL法は、後期更新世の地質年代を決定するために有効な方法として、活断層調査のみならず考古学等の分野に幅広く利用されている。さらに、梅田・古澤(2004)は、RIPL法を前期$$sim$$中期更新世の火山に適用し、噴火史の編年を行っている。今回、前期$$sim$$中期更新世へのRIPL法による編年の妥当性を検討するため、最終期に噴出したとされる火砕流堆積物を対象に通常の3$$sim$$4倍のジルコンを用いたフィッション・トラック年代(FT年代)測定を行った。その結果、FT年代(約80万年)は、RIPL法によって推定された年代(約30万年)に比べて有為に古い値を示す。このことは、RIPL法による編年に用いた河岸段丘堆積物が従来から指摘されていた形成年代(MIS10)より古い時代に形成されたことを示唆する。

論文

紀伊半島南部、本宮及び十津川地域の温泉周辺の熱水活動史

花室 孝広; 梅田 浩司; 高島 勲*; 根岸 義光*

岩石鉱物科学, 37(2), p.27 - 38, 2008/03

紀伊半島南部地域には、第四紀火山が存在しないものの、湯の峰温泉や湯泉地温泉などの高温泉や、本宮地域の熱水変質帯などが分布している。本研究では、高温泉や変質帯の分布する本宮地域と十津川地域を対象として、複数の年代測定手法により岩石の被った熱履歴を把握することを目的としている。TL年代,FT年代及びK-Ar年代測定の結果、本宮地域・十津川地域では、千数百万年前までの高温の活動の後、少なくとも数十$$sim$$数万年前から低温の活動が見られる。これらは、複数の放射年代測定手法を組合せることで把握することが可能である。

論文

下北半島,むつ燧岳火山地域の変質帯と変質岩の熱ルミネッセンス年代

富山 眞吾*; 梅田 浩司; 花室 孝広; 高島 勲*; 林 信太郎*; 根岸 義光*; 増留 由起子*

岩石鉱物科学, 36(4), p.111 - 121, 2007/07

第四紀火山活動に伴う熱水活動の履歴を明らかにするため、むつ燧岳火山地域における変質帯の分布と性状及び変質年代に関する研究を実施した。変質分帯及び変質年代の検討の結果、むつ燧岳火山の活動に伴う熱水活動により形成された変質帯は、断裂発達箇所を中心として分布し、当時の火山体内及び基盤の断裂ないしは高透水性の岩相を通路として側方に広がっていたものと考えられる。また、流体包有物の均質化温度測定の結果から、熱水活動による変質は最も高温部で200$$sim$$250$$^{circ}$$C程度に達したと考えられる。

論文

マルチアンビルを用いた高温高圧実験; 手段と装置

内海 渉; 舟越 賢一*; 八木 直人*; 浦川 啓*; 大高 理*; 桂 智男*; 入舩 徹男*; 井上 徹*; 内田 雄幸*

岩石鉱物科学, 30(2), p.100 - 101, 2001/03

鉱物や岩石試料の高温高圧下での振るまいを、その構造面から明かにしたい場合、放射光が強力な武器になる。 高圧実験においては、試料体積が本質的に小さいこと、試料が高圧発生機器や圧力媒体などに囲まれ、それらを通してしか試料を覗けないこと、の2点が大きな原因となって、プローブに高エネルギー、高輝度のX線を必要とするからである。現在、静的高圧実験に用いられる装置としては、ダイヤモンドアンビルセルと、油圧プレスを用いたマルチアンビルと呼ばれる高圧発生装置が2大主流である。本稿では、現在国内で共同利用に供されている放射光実験用マルチアンビル装置を列挙するとともに、SPring-8設置のSPEED-1500を例にとって、その実験方法を解説する。

論文

マルチアンビルを用いた高温高圧実験; 最近の成果

舟越 賢一*; 内海 渉; 大高 理*; 入舩 徹男*; 井上 徹*; 伊藤 英司*; 桂 智男*; 久保 敦*; 廣瀬 敬*; 安東 淳一*; et al.

岩石鉱物科学, 30(2), p.102 - 103, 2001/03

高温高圧下でのX線回折は、地球や惑星内部の岩石・鉱物試料の構造や状態を直接観察することのできる非常に有効な手段である。放射光とマルチアンビルを組み合わせた高温高圧X線回折の歴史は、高エネルギー加速器研究機構の放射光実験施設に初めて一段式マルチアンビルMAX80で実験が開始された1983年から始まる。さらに1997年には一段式よりも高圧力の発生可能な2段式マルチアンビルSPEED-1500による実験がSPring-8で開始され、およそ2500$$^{circ}C$$、30GPaまでの高温高圧X線実験が可能になった。本稿ではSPring-8の2段式マルチアンビルを例にとり、最近の研究例を中心に紹介する。

論文

西南日本領家帯(四国)高浜花崗岩類の冷却史、特に第三紀貫入岩類による熱的影響

梅田 浩司; 小松 亮; 湯佐 泰久

岩石鉱物科学, 30, p.17 - 27, 1999/00

火山活動が地質環境に及ぼす熱的影響を検討するためには、火道形成時(噴火時)における周辺母岩の温度構造を把握することが重要となる。本研究では四国西部の高浜黒岩火道およびその基盤である松山花崗閃緑岩を対象に各種鉱物の放射年代測定を行い、鉱物の閉鎖温度から火道形成時の周辺母岩の温度構造の推定を行った。その結果、火道壁から0.1mで560$$sim$$610$$^{circ}$$C以上、1mで330$$sim$$370$$^{circ}$$C、8.5mで270$$sim$$300$$^{circ}$$C、51mで60$$sim$$90$$^{circ}$$C以上まで一時的に温度が上昇したことが明らかになった。なお、誌上発表されたものについては、「第2次とりまとめ」において引用する予定である。

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